2025年6月27日に配信された「カプコンスポットライト」にて、『モンスターハンターワイルズ』の第2弾無料アップデートが発表されました。
目玉は、復活モンスター「セルレギオス」。しかし同時に、前作『モンスターハンターライズ:サンブレイク』への言及が一切なかったことが、SNS上で大きな波紋を呼んでいます。
X(旧Twitter)では「サンブレイクが無かったことにされたのでは?」という声が多く、ファンの間で違和感が広がっています。
本記事では、その背景を探るとともに、ユーザーのリアルな声を取り上げながら問題の本質に迫ります。
「モンハンワイルズ」第2弾アプデ発表もサンブレイクは完全スルー
今回の「カプコンスポットライト」で発表されたのは、『モンハンワイルズ』第2弾無料アップデートの詳細。
今後、以下の要素が順次追加されます。
- 新モンスター「ラギアクルス」「セルレギオス」
- 歴戦のウズトウナ
- 夏のイベントクエスト
- ギターブランド「Fender」とのコラボ装備
- 新ジェスチャー、新コスメティック
注目を集めたのは「セルレギオス」の復活です。

初登場は『モンスターハンター4G』で、その後『サンブレイク』にも登場した人気モンスター。
しかし、放送では「4G」の映像が使用され、「サンブレイク」への言及は一切なし。
SNS上では、次のような不満が噴出しています。
公式アカウントで「復活モンスター」として扱っていることに困惑しているユーザーが多いようです。
サンブレイク軽視の背景に開発スタジオの違い
この違和感の背景には、開発体制の変化が大きく関わっていると考えられます。
『ライズ』『サンブレイク』はカプコン大阪スタジオが主導し、Nintendo SwitchやPCを中心に展開。
一方、『モンハンワイルズ』は東京スタジオが主導し、PS5、Xbox Series X|S、PC向けに開発されています。
大阪スタジオの『ライズ』『サンブレイク』は携帯機向けの軽快な操作感を重視し、新システム「疾替え」や独自の鉄蟲糸技など、革新的な要素が多く導入されました。
一方、『ワイルズ』はシリーズの正統進化を掲げ、従来のメインシリーズ路線を意識している節があります。
実際、今回の発表でも「4G」の映像を使い、セルレギオスの初登場をアピールしたことは、シリーズの正統性を強調する意図だと言われても仕方ないかもしれません。

どこまで実際開発陣が意識しているかは分かりませんが、『サンブレイク』を語らない姿勢は確実にファンの不満につながっています。
今後の登場モンスターは?サンブレイクと比較
現時点で『ワイルズ』に追加されたモンスターは以下の通りです。
- タマミツネ(第1弾アップデート)
- ラギアルクス、セルレギオス(第2弾アップデート)
前作である『サンブレイク』には計71体ものモンスターが登場しており、亜種や過去作からの復活モンスターも豊富です。
特に「ゴア・マガラ」や「メル・ゼナ」などの人気モンスターも控えています。
今後『ワイルズ』でこうしたモンスターが追加される可能性は十分ありますが、今回のように「サンブレイク」の存在を伏せた紹介が続くなら、ファンのモヤモヤはさらに深まりそうです。
『サンブレイク』を愛したファンの声を無視すれば、シリーズへの信頼を損ねかねません。
今後カプコンがどのようにファンの声に応えるか注目されます。