2025年6月18日、任天堂が公開した「ドンキーコングバナンザ ダイレクト」は、ジャングルを舞台にしたアクションやポリーンの登場で大いに話題を呼んでいます。

そんな中、一部で話題になっているのが、新モード「DKアーティスト」。
このモードは、Nintendo 64DDの「マリオアーティスト」シリーズ、特に「タレントスタジオ」を彷彿とさせ、Xで「現代版タレントスタジオ!?」と盛り上がっているいます。

「ドンキーコングバナンザ」とは?

「ドンキーコングバナンザ」は、任天堂の人気シリーズ「ドンキーコング」における約10年ぶりの新作3Dアクションゲームで、Nintendo Switch 2専用タイトルです。2025年7月17日発売予定。

「ドンキーコングバナンザ ダイレクト」では、以下の注目ポイントが紹介されました:

  • 舞台:地底世界“Underground World”(ホローアース様)を探索。洞窟、氷結地帯、遺跡、浜辺など多彩な環境が広がります 。
  • ストーリー:「VoidCo.」なる敵対組織に奪われたゴールデンバナナ(バナナ型ダイヤ)を追い、ドンキーコングが潜り込む冒険。
  • ポリーン幼き日のポリーンがドンキーと共に冒険。彼女の歌がバナナエネルギーを呼び起こし、ドンキーを「オストリッチバナンザ」や「ゼブラバナンザ」へと変身させる 。
  • 破壊要素:地形を壊せる“デストラクティブ環境”を導入。土を掘ったり投げたりしながら新ルートを切り拓くプレイが可能 。
  • 協力プレイ:「おすそわけ」機能搭載で、Switch 2同士またはSwitch 2+Switch 1の組み合わせでも、1本のソフトでローカル・オンライン協力プレイが可能。
  • クリエイティブモード「DKアーティスト」:Joy‑Con 2(マウスモード)を使って、岩を彫刻・彩色できるモード。作品に光やバナナエフェクトを加えることもできる

「DKアーティスト」は、アクションゲームの枠を超えたユニークな機能として話題になっていて、Xでは、「マリオアーティスト タレントスタジオ」との類似性を指摘する声が続出しています。

「DKアーティスト」と「タレントスタジオ」の類似性

「DKアーティスト」は、「ドンキーコングバナンザ」に搭載されたクリエイティブモードで、Joy-Conを使ったマウス操作でバナナやジャングルをモチーフにした彫刻を作成できます。

一方、「マリオアーティスト タレントスタジオ」は、2000年にNintendo 64DD向けに発売されたソフトで、3Dキャラクター「タレント」を作り、アニメーションやムービーを制作できました。

「マリオアーティスト:タレントスタジオ」の概要

  • 「マリオアーティスト:タレントスタジオ」は、3Dキャラクター「タレント」をカスタマイズし、表情や動きをつけて短編ムービーを制作できるソフトです。
    バーチャルな「タレント」を育てるような感覚で、演技や動作を細かく演出できるのが特徴です。
  • 64DD付属のマウスを使って、キャラクターの顔立ちや服装、体型などを直感的に編集可能。
    ポーズや表情、モーションをタイムラインに沿って組み合わせ、まるで監督になったかのような体験が味わえました。
  • 作成した「タレント」は、任天堂らしいユニークなデザインで、マリオやヨッシーを思わせるデフォルメキャラも存在。作ったムービーはBGMや効果音と組み合わせて、本格的なアニメーション作品として仕上げられました
  • また、他の「マリオアーティスト」シリーズとの連携にも対応しており、たとえば「ペイントスタジオ」で描いた背景やテクスチャを使って、世界観に個性を加えることも可能でした。

他の「マリオアーティスト」シリーズ

「マリオアーティスト」には「ペイントスタジオ」(2Dイラスト)や「ポリゴンスタジオ」(複雑な3Dモデリング)もありますが、「DKアーティスト」は「タレントスタジオ」のシンプルで遊びやすい3D創作でした。

「ペイントスタジオ」は2D、「ポリゴンスタジオ」は専門性が高く、「タレントスタジオ」のカジュアルな3D編集が「DKアーティスト」とより近い感じがします。

ただし、現時点での情報では「DKアーティスト」は彫刻に特化しており、「タレントスタジオ」のアニメーション機能は現時点で不明
任天堂の公式発表は限られていますが、Switch2の性能を活かした進化が期待されます。

Xでのファンの反応

「ドンキーコングバナンザ」の「DKアーティスト」は、発表直後からXで大きな話題に。
「マリオアーティスト タレントスタジオ」との類似性を指摘する投稿もありました:

https://twitter.com/dosei53yoshi/status/1935333426661572731

これらの反応から、ファンが「DKアーティスト」を「タレントスタジオ」の精神的後継と捉え、Switch2での新体験に期待を寄せていることが分かります。

まとめ:Switch2で蘇る「タレントスタジオ」の精神

「ドンキーコングバナンザ」の「DKアーティスト」は、「マリオアーティスト タレントスタジオ」の3D創作と遊び心を現代に蘇らせるモードとして注目を集めています。
Joy-Conの直感的な操作やバナナモチーフの彫刻は、64DD時代を彷彿とさせますね。

Switch2の性能で、「タレントスタジオ」のようなユニークな体験がどう進化するのか、任天堂の発表が楽しみです。


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