マイクロソフトのゲーム部門の責任者であるフィル・スペンサー氏がSwitch 2もサポートする旨をインタビューで語りました。
最近のインタビューでの発言内容と、これからSwitch 2で発売が期待されるソフトについて詳しく解説していきます。
Xbox責任者フィル・スペンサー氏が任天堂への信頼を強調
マイクロソフトのフィル・スペンサー氏は、Varietyとの新たなインタビューで、近日発売予定のNintendo Switch 2への支持を改めて表明しました。
Switch 2向けの具体的なプロジェクトについて質問された際、スペンサー氏は詳細な情報提供を避けつつも、任天堂の次世代機へのサポートに強い意欲を示しています。
「私たちはSwitch 1をサポートしてきましたし、Switch 2もサポートしたいと考えています。任天堂は素晴らしいパートナーです。Xboxやパソコンを持っていないライトなプレイヤー層にアプローチできる独自の方法だと考えています。私たちのフランチャイズに関心を持つコミュニティを拡大し続けられるため、私たちにとっても重要なことです。私は任天堂がこの業界にもたらす価値を強く信じていますし、彼らへのサポートを続けていくつもりです。そして、私たちのフランチャイズに対する彼らからのサポートも、私たちの未来にとって重要な部分だと思います。」 Nintendo Life
特に、XboxやPCを持たないライトな層にアプローチできる点を評価していると話しています。
Switchからゲームに興味を持ってもらい、PCゲームへの移行していくプレイヤーも多いです。
PCゲームはSteamが最大手ですが、Steamですら結局はWindowsというマイクロソフトのプラットフォーム上で動作しています。
Switchにゲームをリリースし、ゲームファンを獲得することはマイクロソフトの利益につながると考えているのでしょう。
今後発売が期待されるマイクロソフトのゲーム

これまでもマイクロソフトが権利を持つ『Minecraft』や『Ori and the Blind Forest』がSwitchでリリースされてきました。最近では『Pentiment』や『Grounded』もSwitchで配信され、『Banjo-Kazooie』もNintendo Switch Onlineで提供されています。
2025年にはさらに多くのXboxタイトルがPlayStation 5と共にNintendo Switch 2にも登場するとのことです。
実際、マイクロソフトは以前から今後Switchへのゲーム提供を増やしていく旨の姿勢を示していました。 Nintendo Life
マイクロソフト傘下のスタジオと期待作品
マイクロソフトはベセスダやアクティビジョンなどの大手ゲームスタジオを傘下に収めています。
2022年1月にアクティビジョン・ブリザードを687億ドルで買収することを発表し、2023年10月に完了しました。
また、2021年にはZeniMax Media(ベセスダの親会社)を買収しています。
この状況から、Switch 2では以下のゲームの登場が期待できます:
Switch 2で発売が期待されるマイクロソフト社のゲーム
- マインクラフト: すでにSwitchで人気のタイトルですが、Switch 2ではマウスコントロール機能を活用した新しいプレイ体験が期待できます。マウスコントロールはマインクラフトのようなゲームと相性が良く、Nintendo Switchプレイヤーにとって革新的な遊び方を提供するでしょう。
- コール・オブ・デューティシリーズ: マイクロソフトは2023年2月に任天堂と10年間の契約を結び、CODをニンテンドーのプラットフォームに提供することを約束しています。特にSwitch 2の性能向上とマウスコントロール機能は、FPSゲームの操作性を大きく向上させる可能性があります。
- オブリビオンリメイク: 『The Elder Scrolls IV: Oblivion』のリマスター版が2025年4月に発売される噂があります。当初はPS5、Xbox Series X|S、PCでの発売が予定されていますが、マイクロソフトとベセスダがSwitch 2をサポートする意向を示していることから、後日Switch 2版が発表される可能性も高いでしょう。
- インディアナ・ジョーンズ: ベセスダの『Indiana Jones and the Great Circle』は現在PS5版が制作中で、Xbox独占タイトルではなくなりつつあります。マルチプラットフォーム戦略の一環として、Switch 2への対応も期待できます。
ソニー元幹部との対照的な発言

興味深いことに、元ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)の吉田修平氏はSwitch 2に関して全く異なる見解を示しています。吉田氏はEasy Alliesとのインタビューで、「任天堂はアイデンティティを失いつつある」と批判的なコメントをしました。
「Switch 2は、私たちが予想した通り、より良いSwitchですよね?より大きな画面、より強力なプロセッサ、より高い解像度、4K、120fps… 彼らは他のプラットフォームがやるように、ハードウェア担当者から配信を始めました。Switch 2の基本コンセプトは『より良いものにした』ということですが、それは他の企業がずっとやってきたことです」 Nintendo Life
これはソニーと任天堂のライバル関係を象徴するような対照的な発言と言えるでしょう。マイクロソフトはPCという巨大プラットフォームを持っているからこそ、両社と良好な関係を築けているのかもしれません。
まとめ
- マイクロソフトのフィル・スペンサー氏がSwitch 2への積極的なサポートを明言
- マインクラフト、コール・オブ・デューティ、オブリビオンリメイク、インディアナ・ジョーンズなどの人気タイトルがSwitch 2でプレイできる可能性
- マイクロソフトはPCプラットフォームを持つ強みを活かし、任天堂との良好な関係を構築
マイクロソフトとベセスダ、アクティビジョンの人気タイトルがSwitch 2で遊べるようになれば、ゲーマーにとって大きな朗報となるでしょう。特にマウスコントロール機能との相性の良いゲームの登場に期待が高まります。