2025年7月29日、任天堂はNintendo Switch Online加入者向けの「スーパーファミコン Nintendo Classics」において、「マリオペイント」など複数のタイトルを新たに追加しました。
これにより、Switch1でスーパーファミコン(SFC)ソフトにマウスが正式対応したことが明らかになり、注目を集めています。
Switchでは以前からマウスが使えていた?
Switch2のジョイコンに「マウスモード」が追加されたことでマウス操作が話題になっていましたが、実はSwitch1でも、以前からUSB接続のマウスが使用可能でした。
「はじめてゲームプログラミング」など一部タイトルでは、マウス入力がサポートされており、対応するUSBマウスを接続すれば、ポインタ操作が可能でした。
そして今回、ついにスーパーファミコンのクラシックタイトルにも対応が広がった形になります。
マウス操作が可能なスーパーファミコンタイトル

今回、マウス操作に対応した主なスーパーファミコンタイトルは以下の通りです:
- マリオペイント(完全マウス専用タイトル)
- マリオのスーパーピクロス
- SUPER 信長の野望・全国版
特に「マリオペイント」は、1992年にSFC専用マウスとともに発売された伝説のソフト。
マウスがなければ遊べない構成になっており、Switch上で再現されるのは初の試みです。
どんなマウスが使えるのか?

Switchで使えるマウスについては、任天堂の公式サポート情報(※「はじめてゲームプログラミング」QA)によると、次のように定義されています:
- USB接続の一般的なマウスが使用可能
- ワイヤレスの場合はUSBレシーバーを通した接続が必要
- Bluetooth接続のマウスは非対応
- 専用ドライバが必要なマウスは使用不可
- すべてのマウスでの動作は保証されていない
要するに、PCでよく使われているUSBマウス(レシーバー式含む)であれば、多くの場合使えるということになります。
実際にプレイしてみた感想
筆者も実際に、USBレシーバーを使用する無線マウスをSwitch1に接続し、「マリオペイント」をプレイしてみました。
結果としては、マウスカーソルの動きに若干の遅延を感じるものの、操作には問題なし。
ハエ叩きゲームやお絵かき機能もスムーズに遊べました。
ただし、遅延に敏感な方やより正確な操作を求める方には、有線接続のマウスをおすすめします。
環境やマウスの性能によっても違いがあるため、自分の使っている機器に合わせて選びましょう。
補足:マリオペイントでできること

「マリオペイント」といえば、子どもから大人まで夢中になった“創造系ソフト”の元祖ともいえる作品です。以下のようなミニゲームやツールが含まれています:
- お絵かき(ドット絵やスタンプ、色塗りなど)
- アニメーション作成
- 音楽作曲
- ハエ叩きゲーム
特に「ハエ叩きゲーム」は、マウスで的確に敵を叩くミニゲーム。
今でいうエイム(照準合わせ)練習ゲームのような要素があり、当時から「遊びながらマウス操作に慣れる」設計がされていたのは任天堂らしい工夫です。
他タイトルの追加はあるのか?
今回の「マリオペイント」配信により、マウス対応SFCソフトが追加されましたが、他にもマウス対応タイトルがあります。
参考;スーパーファミコンマウス対応タイトル(Wikiぺディア)
「マリオとワリオ」など、マウス専用タイトルだけではなくシミュレーションゲームも多くマウス対応されていますね。
今後の追加ソフトにも期待しましょう!