GTA6発売延期…だからこそ過去作を堪能しよう!

先日、ロックスター・ゲームスより待望の『グランド・セフト・オートVI』(GTA6)の発売日が2025年秋から2026年5月26日へと延期されることが発表されました。
公開されたばかりの第2弾トレーラーでは、PlayStation 5で描かれた息をのむほど美しいグラフィックが披露され、世界中のゲーマーたちの期待感はますます高まっています。

発売まで約1年という期間ができた今こそ、過去のGTAシリーズをじっくりと遊び直してみませんか?
本記事では、2025年現在の視点からGTAシリーズの魅力を改めて解説し、GTA6の発売を待ちながらプレイするのにおすすめのタイトルをご紹介します。

なぜ人々はGTAに魅せられるのか?シリーズの魅力と名作たち

GTAシリーズを語る上で外せない3つの魅力

多くの人が「自由なゲームプレイ」をGTAの魅力として挙げますが、私が考えるGTA最大の魅力は、緻密に作り込まれた現実世界を舞台に繰り広げられる人間ドラマです。
まるでそこに生きているかのようなキャラクターたちの息遣いや葛藤が、プレイヤーを深く引き込みます。

感情を揺さぶる人間味あふれる物語

例えば、『GTA IV』の主人公ニコ・ベリックは、旧ユーゴスラビア内戦を生き抜き、アメリカンドリームを夢見てリバティシティ(ニューヨークがモデル)へやってきた移民です。
彼の過去や異邦人としての苦悩が物語の随所に描かれ、単なる犯罪者という枠を超えた人間的な深みが感じられます。

『GTA V』では、野心に燃える若者フランクリン、過去の栄光にしがみつく元銀行強盗マイケル、そして予測不能な狂気を秘めたトレバーという、全く異なる背景を持つ3人の主人公の視点から物語が展開します。
彼らの思惑が絡み合い、予測不能な展開を見せるストーリーは、上質なクライムドラマを見ているような感覚を味わえます。

広大なオープンワールドが生み出す自由な体験

現代では珍しくなくなったオープンワールドという概念を、ゲームの世界に本格的に持ち込んだのがGTAシリーズです。緻密に再現された街並みを、好きな車でラジオを聴きながら気ままにドライブするだけでも、他に代えがたい楽しさがあります。
夜のネオン街、夕焼けに染まる海岸線など、ふとした瞬間の風景が心に焼き付くでしょう。
『GTA:バイスシティ』では、1980年代のマイアミを彷彿とさせるカラフルな街並みと、当時のヒット曲が満載のラジオが、プレイヤーをその時代へと誘います。

『GTA IV』のリバティシティでは、道路のわずかな凹凸まで丁寧に表現されており、開発チームがリアルな大都市を作り上げようとした情熱が感じられます。

多彩で飽きさせないミッションの数々

単調な戦闘だけでなく、バラエティ豊かなミッションもGTAの大きな魅力です。
『GTA V』では、銀行強盗のような大規模なミッションにおいて、事前の偵察、メンバーの選定、そして実行計画の立案といった、まるで映画『オーシャンズ11』のようなプロセスが楽しめます

シリーズの歴史を彩る名作たちを振り返る

GTA (1997年)

シリーズの原点であり、PC、PlayStation、Game Boy Colorなどで発売。見下ろし視点ながら、「犯罪者として自由に生きる」というシリーズの根幹となるコンセプトを確立しました。

GTA2 (1999年)

前作同様の見下ろし視点で、未来的な世界観が特徴。複数のギャング組織との評価システムが導入され、特定の組織のミッションをこなすと他の組織との関係が悪化するという、戦略的な要素が加わりました。

GTA3 (2001年)

シリーズを一躍有名にした作品。3D化された広大なオープンワールドは、当時のゲーム業界に革新を起こしました。リバティシティを舞台に、主人公クロードの復讐劇が展開されます。寡黙な主人公という点も話題を呼びました。

GTA バイスシティ (2002年)

1980年代のマイアミをモデルにしたバイスシティが舞台。主人公トミー・ヴァーセッティの成り上がりを描きます。鮮やかなネオンカラーの街並みと、当時のヒット曲を多数収録したサウンドトラックが特徴で、映画『スカーフェイス』やテレビドラマ『マイアミ・バイス』からの影響を強く受けています。

  • バイスシティストーリーズ (2006年):PSP向けに発売された外伝。バイスシティを舞台に、『バイスシティ』の前日譚が描かれます。

GTA サンアンドレアス (2004年)

1990年代初頭のカリフォルニアを舞台に、ロサントス(ロサンゼルス)、サンフィエロ(サンフランシスコ)、ラスベントゥラス(ラスベガス)の3つの都市を含む広大なマップが特徴
主人公カール・ジョンソン(CJ)の故郷への帰還と復讐の物語が展開します。
キャラクターの体型変化、髪型や服装のカスタマイズ、多様な乗り物の操縦など、ライフシミュレーション要素が大幅に強化され、自由度が飛躍的に向上しました。

GTA4 (2008年)

ニューヨークをモデルにしたリバティシティを舞台に、東欧からの移民ニコ・ベリックがアメリカンドリームを追い求める物語。
それまでのシリーズよりもリアル志向が強まり、物理エンジンの進化により車の挙動や衝突時の変形などがリアルに表現されています
友人との交流や人間関係を重視したシステムも特徴的です。

  • DLC「The Lost and Damned」:バイカーギャングの視点から描かれた外伝。
  • DLC「The Ballad of Gay Tony」:ナイトクラブ経営者の視点から描かれた外伝。

GTA チャイナタウンウォーズ (2009年)

ニンテンドーDS向けに発売され、後にPSPやiOSにも移植。リバティシティの中華街を舞台に、中国系マフィアの抗争が描かれます。タッチスクリーンを活用した独自のミニゲームが多数収録されています。

GTA5 (2013年)

ロサントスとブレイン郡を舞台に、3人の主人公(マイケル、フランクリン、トレバー)を自由に切り替えながらプレイできる革新的なシステムが特徴。
発売から10年以上経った今でも、売り上げランキングに登場する稀有なタイトルです。

GTAオンライン (2013年~)

『GTA V』に付属するオンラインモード。
自分だけのキャラクターを作成し、ロサントスの広大な世界で他のプレイヤーと協力したり、競い合ったりできます。定期的なアップデートにより、常に新しいコンテンツが追加され続けています。

今から遊ぶならコレ!おすすめGTAシリーズ

最新作GTA6と同じバイスシティを舞台にした『GTA:バイスシティ』も魅力的ですが、グラフィック面などで古さを感じるかもしれません。
そのため、今からプレイするなら前作『GTA V』が断然おすすめです。

『GTA V』は、GTAシリーズの中でも最も完成度が高く、3人の主人公をシームレスに切り替えながら物語を進められる革新的なシステムが導入されています。
また、『GTA サンアンドレアス』と同じカリフォルニアを舞台としており、広大なマップを隅々まで探索する楽しさは格別です。

同じくニューヨークをモデルにしたリバティシティを舞台とする『GTA IV』もおすすめです。
『GTA V』とは異なり主人公は一人ですが、その分物語に深く没入できます。
20年近く前のゲームですが、ゲーム全体の完成度は高く、今遊んでも古さを感じさせません。
移民という背景を持つ主人公の葛藤や人間ドラマは、『GTA IV』ならではの魅力です。

朗報!Game Passで「GTA5」を遊び尽くそう!

Xbox Game Passに加入しているなら、追加料金なしで「Grand Theft Auto V」(GTA5)の広大な世界をすぐに体験できます!
まだ未プレイの方も、久しぶりにロスサントスの街を訪れたい方も、この機会にGame Passで「GTA5」を遊び尽くしましょう。

「GTA5」のプレイに必要なXbox Game Pass加入条件

「GTA5」をGame Passでプレイするには、以下のいずれかのサブスクリプションプランに加入している必要があります。

  • Game Pass Standard (コンソール版): Xboxコンソール(Xbox Series X|S、Xbox One)で「GTA5」をプレイできます。
  • Game Pass Ultimate: Xboxコンソール、PC、クラウドゲーミングで「GTA5」をプレイできます。さらに、EA Playなどの特典も利用可能です。
  • Game Pass for PC: PCで「GTA5」をプレイできます。

Game Pass版の「GTA5」では、シングルプレイのストーリーモードと、オンラインマルチプレイモード「GTAオンライン」の両方を楽しむことができます。

この機会にぜひXbox Game Passで「GTA5」の世界に飛び込み、その圧倒的な自由度と奥深いゲームプレイを心ゆくまでお楽しみください!