収集した情報をもとに、記事を作成していきます。まずは、記事の構成に沿って、エルデンリングの概要から始めます。

フロム・ソフトウェアとバンダイナムコエンターテインメントは、アクションRPG『ELDEN RING(エルデンリング)』の世界累計出荷本数が3000万本を突破したことを発表しました。
2022年2月の発売からおよそ3年で、驚異的な販売数を記録した本作の軌跡を改めて振り返ります。

改めて『ELDEN RING(エルデンリング)』をおさらい

『ELDEN RING(エルデンリング)』は、フロム・ソフトウェアが開発し、2022年2月25日に発売されたオープンワールドのアクションRPGです。
「ダークソウル」シリーズなどで高い評価を得たフロム・ソフトウェアの宮崎英高氏が手がけ、ファンタジー小説「氷と炎の歌」シリーズで知られるジョージ・R・R・マーティン氏が世界設定を共同製作しています。

本作の舞台は「狭間の地」と呼ばれる広大な世界。プレイヤーは「褪せ人(たれびと)」となり、かつて黄金樹の恩恵によって栄えていた世界で、エルデンリングと呼ばれる強大な力の欠片を集め、新たな「エルデの王」となることを目指します。

ゲームシステムは、フロム・ソフトウェアの代名詞とも言える高難度なアクション要素を継承しつつ、広大なオープンワールドでの自由な探索を可能にした点が特徴です。
プレイヤーは霊馬「トレント」に騎乗して広大なフィールドを駆け巡り、隠された洞窟や遺跡、城などを探索できます。多彩な武器や魔法、「戦技」と呼ばれる特殊攻撃を組み合わせた戦闘システムも高い評価を受けています。

『ELDEN RING(エルデンリング)』の発表から発売、大ヒットまでの経緯

発表から発売までの経緯

『エルデンリング』は2019年6月に開催された「E3 2019」で初めて発表されました。発表当初から、宮崎英高氏とジョージ・R・R・マーティン氏のコラボレーションという点で大きな注目を集めました。しかし、その後約2年間にわたり具体的な情報は明かされず、ファンを長い待機期間で焦らせることになります。

2021年6月に開催された「Summer Game Fest」にて、ようやくゲームプレイトレーラーが公開され、同時に発売日も2022年1月21日と発表されました。しかし、開発の遅れにより1ヶ月の延期が発表され、最終的な発売日は2022年2月25日となりました。

発売後の評価

『エルデンリング』は発売直後から、国内外のメディアから絶賛の嵐を受けました。海外レビューサイト「Metacritic」では、PS5版のメタスコアが97点(100点満点)を記録。これは「The Legend of Zelda: Breath of the Wild」や「Grand Theft Auto V」といった歴代の名作タイトルと肩を並べる驚異的な高評価でした。

国内でも各ゲームメディアから高評価を獲得し、「荒削りな部分はあるものの、圧倒的な世界観と探索の自由度、やりがいのあるバトルシステムが融合した傑作」という評価が一般的でした。
プレイヤーからも、難易度の高さに対する意見はあるものの、達成感や探索の喜びを提供するゲーム体験として高く評価されました。

売上の推移とGOTY受賞

『エルデンリング』の売上は発売から驚異的なペースで伸び続けました。発売から10日で世界累計出荷本数1200万本を突破し、フロム・ソフトウェア作品として過去最高の初動を記録。
その後も安定した販売を続け、2023年には2000万本、2024年には2860万本を突破し、そして2025年4月に遂に3000万本を突破したことが発表されました

2022年12月に開催された「The Game Awards 2022」では、『エルデンリング』がその年の最優秀作品に贈られる「ゲーム・オブ・ザ・イヤー(GOTY)」を受賞。さらに「ベストゲームディレクション」「ベストアートディレクション」「ベストRPG」の4部門を受賞し、その年を代表するゲームとしての地位を確立しました。

大型DLCや派生作品も展開

2024年6月21日には、大型DLC『SHADOW OF THE ERDTREE(シャドウ オブ ジ エルドツリー)』が発売されました。
このDLCは「マリカが神となり、黄金樹が生まれた地」という新たなエリア「影の地」を舞台に、本編とは異なる物語を描いています。発売からわずか3日で世界累計売上本数500万本を突破するという驚異的な成績を記録しました

さらに2025年5月30日には新作『ELDEN RING NIGHTREIGN(エルデンリング ナイトレイン)』が発売されます。
本作は協力型サバイバルアクションというジャンルで、本編とは異なるゲームプレイを提供する派生作品となっています。エルデンリングナイトレイン公式サイト

また、2025年4月2日には、Nintendo Switch 2向けに『ELDEN RING Tarnished Edition(エルデンリング ターニッシュド エディション)』が2025年に発売されることが発表されました。
この版には本編とDLC『SHADOW OF THE ERDTREE』に加え、4種の新防具や霊馬トレントの見た目を変更できる機能など、追加要素も収録される予定です。

ソウルシリーズ過去作との売上比較

『エルデンリング』の3000万本という売上は、フロム・ソフトウェアの過去作品と比較しても圧倒的な数字です。

了解しました!『デモンズソウル』から『ダークソウルIII』までの「ソウルシリーズ」に加え、『デモンズソウル リメイク』や『エルデンリング』も含め、2025年時点でのパッケージ版・ダウンロード版合算の全世界累計本数を調査し、一覧表形式でまとめます。少々お待ちください!

以下に、フロム・ソフトウェアが開発した「ソウルシリーズ」および関連作品の、2025年時点での全世界累計販売本数を一覧表形式でまとめました。各作品の販売本数は、パッケージ版とダウンロード版を合算した数値で、複数のプラットフォームで発売された場合はその合計となっています。


📊 フロム・ソフトウェア作品の全世界累計販売本数(2025年時点)

発売年タイトル累計販売本数(推定)備考
2009年デモンズソウル(PS3)約170万本初期作として高評価を獲得
2011年ダークソウル約500万本シリーズの知名度を拡大
2014年ダークソウルII約240万本前作からの進化が評価される
2015年ブラッドボーン(PS4)約750万本ソニーとの共同開発作品
2016年ダークソウルIII約1,000万本以上シリーズ最高の売上を記録
2019年SEKIRO: SHADOWS DIE TWICE約1,000万本以上ゲーム・オブ・ザ・イヤー受賞作
2020年デモンズソウル リメイク(PS5)約140万本以上PS5向けにリメイクされた作品
2022年エルデンリング約3,000万本以上フロム・ソフトウェア史上最大のヒット作

2020年5月には『ダークソウル3』の全世界累計販売本数が1000万本、『ダークソウル』シリーズ全体の累計販売本数が2700万本を突破したことが発表されていましたが、『エルデンリング』単体でそれを上回る販売本数を記録したことになります。

この記録は、フロム・ソフトウェアが長年培ってきた高難度アクションRPGの魅力をオープンワールド化することで、コアなファン層だけでなく幅広いゲームファンに訴求することに成功した結果と言えるでしょう。

まとめ

『エルデンリング』は発売から約3年で世界累計出荷本数3000万本を突破し、ソウルシリーズの集大成とも言える大ヒット作品となりました。
高い難易度と独特の世界観で知られるフロム・ソフトウェア作品が、幅広いゲームファンに受け入れられた背景には、オープンワールド化による探索の自由度の向上や、プレイヤーが自分のプレイスタイルに合わせた攻略方法を見つけられるゲームデザインがあります。

2025年には『ELDEN RING NIGHTREIGN』の発売と『ELDEN RING Tarnished Edition』のNintendo Switch 2版登場が控えており、今後も『エルデンリング』の世界はさらに広がりを見せていくことでしょう。